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2018年 EC市場 食品、飲料、酒類業界分析

2018年 EC市場 食品、飲料、酒類業界分析

Apr 25, 2024

SayamaYosuke

食品業界分析

食品通販(EC市場含む)の市場規模は3.7兆円と前年対比で+2.3%の伸長

矢野経済研究所:食品通販市場規模推移と予測

市場概況

矢野経済研究所によりますと、2019年度以降の食品通販市場の将来展望については、毎年度2~3%前後(2018年の実績では+2.3%の伸び)の伸長率で緩やかに拡大が続き、2022年度の国内食品通販市場は小売金額ベースで4兆966億円に達すると予測しています。

チャネル別に市場構成比をみると、これまで通り、生協が1位、ショッピングサイトが2位であったが、2018年度は生協が38.7%、ショッピングサイトが38.4%でほぼ横並びのなるという予測を立てております。食品以外も含めて、通信販売で商品を購入するという購買行動が一般化する中で、本来は店頭で実際に自分で商品を確かめて購入したいというニーズが強い食品においても、通信販売で購入するというケースが年々定着してきているとみられる。
これは一般的に実際に手にとってみて美味しい・もしくは気に入った商品というのがわかったあと、リピートで購入するときに買うものはもうわかっているので、他のものと一緒にネットで買ってしまおうというニーズが増えてきていることがわかります。参考文献

また、個人の食品に対するニーズの多様化も、食品通販の市場拡大に影響していると見られているのではないかということもあります。つまり、店頭で食品を購入する場合は、購入者の生活圏内にある店舗の品揃えに左右されるが、個人の嗜好やニーズが多様化し、それに応えられるツールや技術が整備されたことで、“生活圏で完結させる” という消費マインドから、“近隣に欲しいもの・必要なものがなければ通信販売で買う” という消費マインドに変化して来ていることも食品通販市場を押し上げていると考える。よくアマゾン・楽天・ヤフーショッピングのランキングなどで1位や上位に出てきます水・米・肉・カニなどはまさにそのようなニーズの表れなのではないかということです。

BtoC-EC市場規模の食品のまとめ

経済産業省:電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました~国内BtoC-EC市場規模が16.5兆円に成長。国内CtoC-EC市場も拡大~

市場概況

経済産業省のデータによりますと、国内の物販系分野で実店舗販売やネット等の全てを含む商取引市場規模が最も大きいカテゴリーは「食品、飲料、酒類」です。経済産業省のデータによりますと2017 年で推定 60 兆円以上と見込まれておりまして、一般人の個人商品全体の約 4 割を占めるというデータがあるとのことです。

BtoC-EC の市場規模は 2017年では1 兆 5,579 億円となり、対前年比で 7.4%上昇する結果となっております。しかしながら全体の食品に対するネットの比率を示すEC 化率では、2.41%と相対的に他のカテゴリーより低いのですが、これはEC 化率の分母である食品の推定商取引市場規模が 60 兆円以上と巨大であることに起因していることとなります。

どのような商品をネットで購入するのが多いのか

ハピ研:MA(複数回答)/「食品」購入経験者

アサヒグループホールディングスのハピ研のアンケート資料によりますと、20代で最も回答が多かったのは「菓子・ケーキ類」(50.2%)でした。

アンケート結果では

  • 「テレビなどで取り上げられていて、美味しそうだなと思ったケーキなどを取り寄せる」(女性40代)
  • 「近所では手に入らないお菓子を楽天ショップで購入することが多い」(女性30代)
  • 「メーカーのホームページに直接アクセスして明太子を購入。そのメーカーは東京では販売していなくて、福岡の店舗とインターネットのみの販売なので・・・」(女性60代)
  • 「但馬牛の切り落としなどをまとめて購入し、冷凍保存している」(女性30代)

などとたくさんのレビューが集まっております。全国各地の銘菓や美味しいと噂のスイーツを手軽にお取り寄せできるという声が多数寄せられ、ネットショッピングは甘党にとって誘惑に満ちた存在となっているようです。同様5位にも「フルーツ」(23.5%)が挙げられ、主食よりも「デザート」の人気の高さがうかがえます。人気の2位は「魚介類(カニ、鮭等)・水産加工品(明太子等)」(42.0%)。また、産地直送の新鮮な魚介類を仕入れるという声も目立ちました。さらに「但馬牛の切り落としなどをまとめて購入し、冷凍保存している」(女性30代)など、同様4位にも「肉類(ブランド牛、豚等)・肉加工品(ソーセージ等) 」(24.0%)が挙げられ、ちょっと贅沢な高級食材にも高い支持が寄せられました。そのほか、3位「健康食品」(32.6%)、6位「麺類(蕎麦、うどん、パスタ類)」(22.2%)、7位「米・雑穀」(20.3%)が挙げられました。

「食品・飲料・酒類」を購入する時のポイントは?

ハピ研:MA(複数回答)/「食品」購入経験者

ここまで「食品」のネット購入について見てきましたが、では皆さんはネットで「食品・飲料・酒類」を購入するとき、どんなポイントを第一に考えているのでしょうか。

ハピ研によりますと最も回答が多かったのは「配送料がかからないもの」(55.8%)でした。つまり、商品と一緒に買う際に付いている「送料無料」マークが付いているものは購買するきっかけがより大きくなるのではないかということがわかります。アンケート結果の声には「クール便送料だと高くついてしまったりするので、送料のかからないものを買うことが多い」(女性20代)など、お値打ちの商品であっても送料や代引き手数料が嵩めば、かえって高い買い物になってしまうという堅実な意見が寄せられ、ネット購入は「送料無料」が大きな決め手となっているようです。

また他にも同様2位に「お店で買うよりも安いもの」(52.8%)、6位にも「特典やポイントがつくもの」(23.1%)が挙げられ、経済不況が進む中で1円でも安いものを望む消費者の声が目立ちました。

PowerPoint プレゼンテーション

平日の食事のスタイルについて

株式会社アスマーク: 食に関するアンケート調査

株式会社アスマークのアンケートによりますと全体的に朝食と夕食は「内食」の割合が高かったです。各年代別に見ると年代が上がるほど内食の割合が高くなっていることがわかるのではないかと思います。今現在若者の中でも「お酒離れ」というキーワードがトレンドになってかと思いますが、特に夕食については若年ほど内食が少なく外食の割合が高いということがわかります。また朝食を摂らない人は全体で14.4%、特に20代では25.5%と4分の1が朝食を摂っていないことがわかる。

主に何を食べているのか

株式会社アスマーク:朝ごはんとして一番食べている組み合わせ
株式会社アスマーク: 主食として最も好きなもの
株式会社アスマーク: 食事のメインとして最も好きなもの

株式会社アスマークのアンケートによりますと平日の朝食に食べているものの組み合わせを聞いたところ、男性は「ご飯類」が59.1%、女性は「パン類」が 63.0%で最も多かったというデータが出ております。年代別で見ると60代においては「パン類」が63.3%とどの年代よりも高かったです。 また60代はおかずとなる「卵料理」や「サラダ」等も全体より5ポイント以上高いということです。

また、メインとして最も好きなものを聞いたところ「肉」派が68.0%となりました。年代別に見ると、若年ほど「肉」の 割合が高く、年齢が上がるほど「魚」の割合が高くなっているのがわかります。特に60代においては、「肉」派は45.5%で他 の年齢と比べて「魚」や「野菜」の割合が高かったです。

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